概要
事業目的
がん免疫治療、ゲノム医療、CAR-T療法などの登場により、がんの生存率は向上しているものの未だ満足できるものではない。
また、がんの予防は未だに達成されていない。一方、わが国では超高齢化に伴い高齢のがん患者だけではなく、様々な合併症を有するがん患者にどのように治療を提供すべきかという課題に直面している。本事業では、わが国が抱える少子高齢化、大都市集中の人口動態など社会構造の変化などの様々な課題のなかで、高度化・多様化する医療を効率的かつ効果的に提供できる人材育成に取り組む。また、がん領域のみならず非がん領域の医療技術、さらにはICTやAIなどの最先端の異分野との学際的連携が必須である現状を踏まえ本拠点連携校が蓄積してきた教育、研究、診療に関わる人材、インフラ、そして海外の先進施設との連携を基礎に新たに顕在化してきた課題や社会のニーズに対応できる専門的医療人の育成に取り組み、社会に貢献する。
概念図
事業の運営体制
①実施体制
【事業推進運営委員会】・・・連携5大学間
連携5大学事業としての企画立案・実施・評価の決定
(構成員)
事業推進責任者、連携大学担当コーディネーター、事業推進運営委員会委員
【養成管理委員会等】・・・各大学
各大学において、事業の実施に向けての現実的な取組を決定
(構成員)
連携大学担当コーディネーター、コースコーディネーター、事務局担当者
②評価体制
【外部評価委員会】
外部有識者を評価委員として外部評価を実施し、PDACサイクルを活用することで、プログラムの発展的な見直し行う体制を構築
③連携体制
【連携大学間】
5大学連携事業を毎年開催し、連携大学間の人材交流、多職種交流、国際交流を推進
【地域医療機関、民間企業等】
地域医療機関、民間企業等との連携した「シンポジウム」、「地域連携ネットワークの構築」を推進